
引用元:Riot Games公式パッチノート
2025年8月19日(地域によっては20日)、VALORANTの最新パッチ11.04が世界同時に適用されました。
今回のアップデートでは、ChamberやSageといったSentinel系エージェントの強化、マッププールの更新、新サーバーの追加など、多岐にわたる変更が実装されています。
本記事では、公式パッチノートと海外メディアの情報をもとに、最新アップデートの内容をわかりやすく整理しつつ、今後のメタへの影響を考察します。
パッチ11.04の概要
リリース日:2025年8月19日〜20日(地域差あり)
主な変更点

- Sentinel強化(Chamber・Sage)
- SovaのUlt視認性改善、Phoenixのボイスライン追加
- マッププール更新(Abyss復帰、Icebox除外)
- フィリピン・マニラに新サーバー追加
- ギフティング機能解禁(Esportsストア限定)
- バグ修正&UX改善
エージェント調整
Chamber:トレードマーク射程制限撤廃(11.04で正式化)
Chamberのアビリティ「Trademark(トラップ)」は射程制限が完全撤廃されました。
実はこの変更は11.02で誤って先行適用されていましたが、公式が「本来は11.04の予定だった」と説明しており、今回で正式な仕様変更となります。
→ これにより、マップ全域での設置が可能となり、再び競技シーンでの採用率が高まる可能性があります。
Sage:バリアオーブ&リザレクション強化
- バリアオーブ:設置距離が10m → 15mに拡張
- リザレクション(Ult):復活可能距離が6m → 12mに拡張
より安全な位置から味方をサポートできるようになり、特に大会やランクマッチでの価値が再評価されるでしょう。
Sova:Hunter’s Fury(ULT)のビジュアル改善
アルティメット「Hunter’s Fury」のエフェクトが調整され、視認性が向上。
従来よりも敵味方ともに戦況を把握しやすくなり、プレイ空間の快適性が改善されています。
Phoenix:ボイスラインアップデート
新エージェント「Vyse」への反応など、ボイスラインが追加。キャラクター同士の掛け合いが増え、没入感が強化されました。
マップとシステムの変更
マッププール更新:Abyss復帰、Icebox除外
- Abyssがローテーション復帰
- 長らく人気マップだった Iceboxがプールから外れる
マップ研究の再活性化が見込まれ、特に立体構造が特徴的なAbyssでは新しい戦術が注目されそうです。
新サーバー「マニラ」追加
APAC地域向けにフィリピン・マニラのサーバーが追加。これにより、東南アジアのプレイヤーはより低いレイテンシーで快適にプレイできるようになります。日本国内プレイヤーへの直接的な影響は少ないですが、競技シーン全体の公平性向上につながるでしょう。
ギフティング機能の実装
Esportsストア限定でVCTチームバンドルのギフト送信が可能になりました。
コミュニティ間でのプレゼント文化を促し、eスポーツの盛り上がりにも繋がる機能です。
ミニマップ&UX改善
- Ping音がソフトに調整 → 長時間プレイでの耳疲れを軽減
- AOEアルティメットのインジケーター改善
- 味方ゾーン=ティール(青緑)
- 敵ゾーン=黄色
- 破壊可能なアルティメットのみアイコン表示
これにより、状況把握のスピードが上がり、戦術的判断が取りやすくなっています。
バグ修正まとめ
- Chamberのミニマップ表示バグを修正
- KAY/O「Zero/Point」の位置情報が誤って漏れる不具合を修正
- Astra・Harborのバレットトレーサーに関する問題を修正
- Neonで武器切替ディレイを回避できるバグ修正
- CypherカメラやSovaドローンでクロスヘアが揺れる問題を修正
- その他の細かな不具合修正多数
今回のパッチが与える影響(考察)

Sentinel復権の兆し
・ChamberとSageの強化は、ラウンド全体の情報戦・防衛戦術を強化する要素。メタに大きな影響を与えると予想されます。
マップ戦術の再研究
・Abyss復帰で立体戦術や新スモーク配置の研究が進み、特に大会シーンで新たなメタが登場する可能性大。
ユーザー体験の改善
・視認性向上やPing音調整で、長時間プレイでも快適性がアップ。競技勢だけでなくカジュアル層にも嬉しい改善です。
まとめ
VALORANT パッチ11.04は、Chamberの射程撤廃(正式化)とSageのサポート強化を中心に、ゲーム環境に大きな変化をもたらしました。
また、Abyss復帰やマニラサーバー追加、UX改善など、プレイヤー体験を支える施策も多く、幅広い層に影響を与えるアップデートです。
今後のランクマッチやプロシーンでどのような変化が生まれるのか、引き続き注目していきましょう。
画像引用:VALORANT公式メディア
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